Prusament PETG Sky Blue 1kg (NFC)

PETGは最も一般的に使用されているフィラメントの一つです。その強度と耐久性により、例えば各種ホルダーやクランプなど、機械的な負荷がかかる様々な部品のプリントに最適です。その優れた層間接着性により、PETGプリントは屋内外の防水用途に理想的です。さらに、PETGは高温耐性に優れた強靭な素材です。頭文字のGは、製造工程中に存在するグリコール変性物質を意味します。これはPETの特性を変化させ、プリントしやすく、もろくなりにくく、半透明のバリエーションで印刷すると鮮明になります。PETGは熱膨張率が低いので、大きなものをプリントするときでも、囲いがなくても、ベッドから浮いたり反ったりすることはほとんどありません。加えて、PETGはPLAよりも丈夫で脆くありません。PETGには適度なたわみがあり、圧力がかかっても部品が壊れるのを防ぐことができます。私たちはPETGを使用して、プリンターの部品を製造しています！

プリントセットアップ

基本特性

OpenPrintTag搭載の新スプール

2025年10月以降、Prusamentフィラメントは新設計のスプールで提供され、より快適なプリント体験を実現します。新しいスプールにはシンプルなロック機構が採用されており、分解が素早く簡単にできるため、リフィルもスムーズです。また、高温下でのフィラメント乾燥時にも安全に固定された状態を維持します。さらにスリム化された形状により、幅広いマルチカラーおよびマルチマテリアルプリントシステムとの互換性を確保しています。

すべての新しいPrusamentスプールには、OpenPrintTag規格に対応した書き換え可能なNFCタグが搭載されています。
このタグはブランドやエコシステムを問わず使用でき、無料で利用・拡張が可能で、誰でも開発に参加できます。
さらに、完全オフラインで動作し、必要なデータはすべてタグ自体に保存されます。
プリンターはクラウドサービスや特定ベンダーへの依存なしにスプールを即座に認識します。
Prusamentスプールに取り付けられたOpenPrintTagには素材に関する重要な情報が記録されており、Prusaモバイルアプリで読み取ることができます。

詳しくは、発表記事をご覧ください。

初心者のためのヒントとコツ

PLAやABSとは異なり、PETGは少しにじみやすく、プリント上にプラスチックの糸が残ることがあります。ここで説明するように、プリント前にフィラメントを乾燥させることをお勧めします。それでも糸引きが発生する場合は、巻き取り量を増やしたり、ホットエンドの温度を調整することで対策できますが、Prusa Slicerのフィラメントプリセットを使用すれば、糸引きは最小限に抑えられます。また、完成したプリントをヒートガンで短時間ブラストすることで、糸引きを取り除くこともできます。

メモ

PETGはPrus Research社で製造されています。

1.75mmのフィラメントを±0.02mmの精度で製造しています。

プリントする前に、3Dプリンティングハンドブックに記載されているように、ヒートベッドの表面がきれいであることを確認してください。

2kgスプールは標準のスプールホルダーには適合しませんので、2kgスプールホルダーをダウンロードしてプリントしてください。