PP powder-coated sheet

概観

MK52ヒートベッドには、キュリー温度の高い磁石が埋め込まれています。この磁石は、取り外し可能なプリントシートをしっかりと保持することができます。

このプリントシートは、ポリプロピレンベースのフィラメント、特に Prusament PP カーボンファイバーブラック をプリントするために特別に設計されています。PPタイプの素材は、一般的にテクスチャーやサテンのプリントシートでは接着性が低くなります。このシートは特殊な表面加工が施されており、粘着力を高め、特にPrusament PPシリーズに最適です。

PPシートは、サテンパウダーコート・スチールシートに似た軽い質感の表面仕上げとなっています。

PPシートについての詳細はオンラインヘルプをご覧ください。

重要

PPシートは絶対にアセトンで洗浄しないでください！アセトンはシートの表面を部分的に溶かし、汚れを残します。また、粘着特性やシートの寿命にも悪影響を及ぼす可能性があります。PPシートへのプリントについて、詳しくはオンラインヘルプをご覧ください。

特性

メモ:

PEIシート（スムース、テクスチャー、PPなど）のような消耗部品は、材料や製造上の欠陥による故障でない限り、コーティングは時間の経過とともに減少するように設計されているため、保証の対象とはなりません。また、傷、へこみ、ひび割れなどの外観上の損傷も保証の対象外となります。保証の対象となるのは、到着時の不良シートのみです。

3Dプリントされたオブジェクトを取り外した後、シートの表面に目に見える刻印があることに気づくかもしれません。これはあくまで見た目の変化であり、次に3Dプリントするパーツに跡が残ることはありませんし、プリント特性にも何ら影響はありません。したがって、保証請求の理由にはなりません。

プリント中にシートがさらされる温度の結果、ヒートベッドのテクスチャーがシートの下側に転写され、部分的にわずかに光沢が出ることがあります。この視覚的な変化はプリント特性に悪影響を及ぼすものではなく、保証請求の理由とは見なされません。

インプリントの例

パージラインの跡が目立ちます

底面にヒートベッドのインプリント