Blank OpenPrintTag (10 NFC Tags)

この10枚入りの書き込み可能なOpenPrintTagセットは、新しいオープン規格をいち早く試したい上級ユーザーやメーカー向けの製品です。

これらのタグは、カスタムプリンター（例：Voron）への組み込み、モバイルアプリとの連携、自作のフィラメント管理ツールの開発、または既存スプールをスマートインベントリに追加する用途に最適です。

本製品は初期設定が必要なブランクタグであり、現時点では単なるプラグアンドプレイ製品ではありません。まずはビルダーやメイカーコミュニティ向けに先行リリースしています。すぐに使いたい場合は、あらかじめデータが書き込まれた新しいPrusamentスプールをおすすめします。

PRUSA.appは2025年11月18日よりデータ書き込みに対応予定で、Prusaプリンター向けのOpenPrintTagリーダーは2026年第1四半期に提供開始予定です。

OpenPrintTagについて

スマートスプール時代の混乱に終止符を打つ

OpenPrintTag規格は、Prusa Researchによるオープンソースの取り組みであり、すべてのブランドやエコシステムで共通して使えるスマートスプール規格を実現するものです。無料で利用・拡張でき、誰でも自由に開発に参加できます。そして何より重要なのは、完全にオフラインで動作することです。必要なデータはすべてタグ自体に保存され、クラウドサービスや特定ベンダーへの依存なしで、プリンターがスプールを即座に認識できます。

設計段階からオフライン対応

The OpenPrintTag is writable. It’s not just a tag that holds an ID; you can write important data directly to it. All essential data – material, color, key print settings, and remaining filament – is stored on the tag. Your printer doesn’t need Wi-Fi or a cloud service to identify the spool.

完全オープンソース

OpenPrintTagは、あらゆるブランドで利用できる完全無料・オープンな公開規格です。
誰でもライセンス料なしで使用・拡張・開発することができ、すべての人が採用できる唯一の標準規格を目指しています。

すべての仕様はspecs.openprinttag.orgでご覧いただけます。

再利用・再書き込み可能

これこそが、本来あるべきスマートスプールの姿です。プリンターやモバイルアプリが、プリントのたびに正確な残量データをタグに書き戻します。
もう残量を推測する必要はありません。スプールが空になったら、タグをはがして手持ちのフィラメントに貼り付け、スマートフォンでスキャンするだけ。瞬時にそのスプールが「スマートスプール」に変わります。ベンダーロックインも、無駄もありません。

よりスマートなハードウェアと高い視認性

このハードウェア自体も非常にスマートです。タグは大きな円形で、どの向きからでも読み取り・書き込みが可能です。
スプールが特定の位置まで回転するのを待つ必要はありません。
さらに、2kgのPrusamentスプール全体を通して読み取れるほど強力なため、タグは1枚で十分です。両面にタグを付けるような複雑な仕組みは不要です。
常にデータが同期されています。

ユニバーサル互換性

OpenPrintTag規格は、すべてのブランドやエコシステムで利用可能な共通仕様です。このユニバーサルな標準規格により、対応デバイス間での互換性が保証され、独自仕様による囲い込みを排除します。フィラメントスプール、レジン容器、その他の用途向けに設計されています。

主要フィラメントメーカーによる共同サポート

2025年10月以降に製造されるすべての新しいPrusamentスプールには、OpenPrintTagが搭載されています。しかし、これは私たちだけの取り組みではありません。私たちはこれをユニバーサルなソリューションにしたいと考えており、すでに複数の主要ブランドがOpenPrintTagのテストや導入に関心を示しています。今後、さらに多くの企業でこの技術が採用されていくでしょう。

メモ

• このパッケージには、未記録のOpenPrintTag NFCタグが10枚含まれています。
• OpenPrintTag規格に関するすべての情報は、openprinttag.org公式サイトでご覧いただけます。
• 仕様の詳細は、specs.openprinttag.orgに掲載されています。
• スプールに貼り付けたOpenPrintTagは、乾燥時に最高150°Cまでの耐熱性を備えています。